★ シンプル & 簡単★ 元大手予備校講師が教える読書感想文のコツ
ちょっと振り返ってみましょう・・・
読書感想文、みんなの一番はまるワナがあります!
それは・・・
気づいたら、本の販売文になってしまってた!ということ。
そのまま本屋さんに貼ったら、さぞ売れ行きが伸びそうな文章に!
ダメな例)
ヘレンケラーは、小さいときに病気になり、
それがもとで、目が見えない、耳が聞こえない、
しゃべることができない、という三重苦になりました。
だから、全くルールを守れない子供でした。
それが、家庭教師のサリバン先生が登場で、ヘレンケラーはすごく変わって行きます。
サリバン先生の献身的な、指導のおかげで、三重苦を乗り越える、
すごい成長をとげたヘレンケラーにものすごく感動しました。
ぜひ、その努力する姿勢を、見習いたいと真剣に思いました。
どうでしょう?
これに、「書店員が感動したこの一冊」というタイトルをつけたら
立派に本の販売文になれそうです。
私自身、小学校1年生のとき、初めて書いた文章は、
まさに、こんな感じだったのです。
こう思った・・・その感動するシーンを説明しておかなきゃ!・・・
結果、本の説明がほとんど、感想は少し、とやってしまいがちに。
読書感想文は、本の内容を読み手に説明するものではありません。
本ではなく、あなた自身を語る文章が必要なのです。
え?
自分を語ると言われても・・・
と思うかもしれませんが、
自分なら、どうかな?
自分なら、できるかな?
自分なら・・・
主人公や、登場人物が、「もしも自分だったら」どうしたかな?
いまの自分と何が違うかな?
逆に、いまの自分と同じところは?
このあたりがポイントなのです。
読書感想文に、本の説明はいりません。
読み手がもうその本を読んでいる、暗記するほど読んでいる、もしかしたら、作者?ってほど知っている、
そうイメージして、取り組むことが大事です。