元大手予備校講師が教える読書感想文のコツ 【読書感想文 4つのタブー】
読書感想文の4つのタブー
×@ あらすじがほとんどの”あらすじ文”に
×A 段落分けがない
×B 一文が長すぎる
×C ひらがなばかりで読みにくい
×@最初から最後まであらすじばかりという、
「あらすじ文」ですが、
本当によくおちいってしまうので、
あらすじはほとんど書かないつもりで臨みましょう。
特に、書き出しからあらすじになるのはもっとも避けたいことです。
読む方からすれば、あらすじはどうでもよく、
知りたいのは、
その本を読んで何を考えて、それを今後どう生かそうと思ったのか、
ということなんです。
とはいえ、
「正直、何も考えなかった・・・特に生かすこと?うーんわかんないし・・・」っていうのがほとんどと思います。
ならば!
何も考えなくても、考えてみよう!
ということで、感想文はたいがい、感想なんかないよ〜というネタがゼロから書くのも最初は普通です。
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×A 段落分けがない
段落分けがないと、文章にメリハリがなく、しかも読み手にとって退屈極まりなくなります。
さらに、国語力がないということを自分でアピールしていることになってしまいます。
段落わけ、難しいように感じますが、これもシンプルに考えましょう。
話題が変わるときに変える、ただそれだけです。
たとえば、
1段落め「書き出し」
2段落目「メインの最初」
・
・
・
というように、書き出しの2、3行をまず1段落にする、
結びはまた、段落わけをする、こういった工夫でがぜん見た目が変わります。
×B 一文が長すぎるですが、
一つの文は、2〜3行までで、一度区切りましょう。
気づいたら7行も8行も一文となると、主語も述語もはっきりしなくなり
わかりにくい文章になりがちです。
一文を2、3行にする、というだけでも、メリハリが出てわかりやすくなります。
ちなみに一文というのは、句読点の「。」まで。
×C ひらがなばかりで読みにくい
ですが、
一学期までにならった漢字まではせめて漢字にしたいところです。
できるだけ積極的に漢字を使いましょう。
習ってなくても入れちゃった!これはありです。
辞書をひいて漢字にすることで、
文もダラダラ長くなりにくくなりますし、見た目が引き締まります。
辞書引きは面倒がらずにやりましょう。
辞書引きが早くできるか、できないか、というのは
小学校のみならず、学力に影響しますので、
根気がいりますが、ご家庭で辞書を渡して、お子様が自分で調べるというクセつけは大事です。