たったこれだけ!元大手予備校講師が教える読書感想文の書き方のコツ ー文体のコツー
【標語で覚える 文体のコツ】
「だ。である」 これは なかなか お得だよ
文体は「だ。である。」調で
「ですます」調にするか、「だ。である。」調にするか、どちらがいいんですか?という質問もよくあります。
基本的にはどちらでもOKなのです。
が!
ここはあえて、「だ。である。」をおすすめします。
なぜか?
~です。~ます。にしますと、接続詞も一緒に変わりますね?
例)「だが」→「ですから」
ほかにも、全体的にですます調になるため、そのぶん、文がダラダラしやすいのです。
読書感想文はだいたいが、原稿用紙3枚程度に、字数をまとめあげなければなりません。少しでも、ムダな字数はけずりたいところです。
文末もだである調の方が字数が少ないですね?
例)です →だ
さらに、キッパリ断言している感じがでるため、キビキビした文章にしやすいという利点があります。
次の例を見比べてみましょう。
例1)物を大切にする心を忘れないようにしたいです。
↓
例2)物を大切にする心を忘れないようにしたい。
どうでしょうか?
例2の方が、はっきりした意志が伝わりませんか?
これらの点から、だである調はお得感がある一押し文体なのです。