たったこれだけ!元大手予備校講師が教える読書感想文の書き方のコツ
感想文 このワナはまると マジやばい
読書感想文、一番はまるワナがあります!
それは「気づいたら、本の販売文になってしまったワナ」!
ダメな例)
ヘレンケラーは、小さいときに病気になり、そのため、目が見えない、耳が聞こえない、しゃべることができない、という三重苦になりました。
だから、全くルールを守れない子供でした。それが、家庭教師のサリバン先生が登場して、ヘレンケラーはすごく変わって行きます。
サリバン先生の献身的な、指導のおかげで、三重苦を乗り越える、すごい成長をとげたヘレンケラーにものすごく感動しました。
ぜひ、その努力する姿勢を、見習いたいと真剣に思いました。
どうでしょう?
これに、「書店員がこの夏感動したイチオシの一冊」というタイトルをつけたら 立派に本の販売文になれそうです。
私自身、小学校1年生のとき、初めて書いた文章は、 まさに、こんな感じだったのです。
本を読んでこう思った・・・その感動するシーンを説明しておかないと、わかりにくいかな?と書く結果・・・ 本の説明がばかりになって、感想は最後のほんの少し、となってしまいがちに。
読書感想文は、本の内容を読み手に説明するものではありません。
本ではなく、あなた自身を語る文章が必要なのです。
え?自分を語ると言われても・・・と思うかもしれませんが、
自分なら、どうかな?自分なら、できるかな? 自分なら・・・どうだろう?
主人公や、登場人物が、「もしも自分だったら」どうしたかな?
いまの自分と何が違うかな?
逆に、いまの自分と同じところは? このあたりがポイントなのです。
読書感想文に、本の説明はいりません。 読み手がもうその本を読んでいる、暗記するほど読んでいる、もしかしたら、作者?ってほど知っている、
そうイメージして、取り組むことが大事です。